広島といえば、言わずと知れた“お好み焼きの街”。
数え切れないほどの名店が並ぶ中、ちょっと変わった話題を集めているのが、南区出汐にある「Gavilan(ガビラン)」です。
なんとこのお店、スペイン人シェフが焼くお好み焼きが楽しめる、唯一無二の存在です。
スペイン出身の店主が焼く、広島の味
店主ガビランさんはスペイン・カンタブリア地方出身。
現地でお好み焼き店を営んでいた経験があり、病を乗り越えて来日後、「ロペズ」や「がんちゃん」など広島の人気店で修行を重ねたのち、2023年に「Gavilan」をオープンしました。
カウンター越しに見える鉄板で、スペイン訛りの日本語を交えながら、真剣な眼差しでお好み焼きを焼く姿。
その情熱と丁寧な手仕事が、この店の魅力を物語っています。
スペイン×広島の絶妙な融合メニュー
お好み焼きは、ベーシックな「そば入り」から、スペインの海をイメージした創作系まで幅広くラインナップ。
特に人気なのは、オリジナルメニューの「カンタブリア海(Cantabria)」。
アリオリソース(スペイン風ガーリックマヨ)を使用し、地中海テイストを加えた一枚は、ここでしか味わえない逸品です。
夜は、お好み焼き以外にもタパス(スペイン風小皿料理)や鉄板焼きメニューも豊富。
スペイン産のワインやチャコリなど、料理に合うお酒も楽しめます。
肉ハラミ
スペインビールマホウ(MAU)・アストリアスのシドラ(りんごの酒)
店内は落ち着いた雰囲気、ランチも人気
店内はカウンター中心で、木の温もりを感じるアットホームな空間。
昼はお好み焼きランチ(~1,000円前後)が人気で、地元の常連客から観光客まで幅広く訪れます。
夜は軽く一杯飲みながら、スペイン風の創作鉄板料理を味わうのもおすすめ。
店舗情報
- 店名:Gavilan(ガビラン)
- 住所:広島県広島市南区出汐1-3-13
- アクセス:広電・比治山橋駅から徒歩約10分
- 営業時間:
昼 11:30〜14:00
夜 17:00〜21:00 - 定休日:日曜日(ランチのみ水曜休業の場合あり)
- 予算:ランチ ~1,000円/ディナー ~2,000円程度
- 支払い:現金のみ(カード・電子マネー不可)
- 駐車場:なし(近隣にコインパーキングあり)
まとめ
「Gavilan」は、単なる“外国人が作るお好み焼き”ではありません。
スペインの文化と広島のソウルフードが見事に融合した、新しいスタイルのお好み焼き店です。
本場の味を大切にしつつも、異国のエッセンスを加えることで、懐かしくも新しい一枚に。
広島のお好み焼きシーンに、確かなインパクトを与えている注目の一軒です。
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