山形のご当地グルメとして知られる「冷やしらーめん」。その発祥の店として名高いのが、山形市の老舗「栄屋本店」です。全国から多くのファンが訪れる名店の魅力を、詳しく紹介します。
冷やしらーめん 1,000円
昭和27年に誕生したとされる「冷やしらーめん」は、暑い山形の夏を乗り切るために考案された一杯。鶏ガラと煮干しをベースにした透明感のあるスープは、冷えていても旨味がしっかりと感じられ、口当たりがまろやかです。氷が浮かぶスープに、中太のちぢれ麺がよく絡み、シャキシャキのメンマやチャーシュー、ネギがバランスよく調和。さっぱりしながらも満足感があり、一度食べたら忘れられない味として親しまれています。
その他の人気メニュー
真醤油ラーメン 850円
冷やしだけでなく、温かい「真醤油ラーメン」も人気。昔ながらの醤油味で、透き通ったスープともちもちの麺がどこか懐かしい味わいです。冬場には冷やしからこちらに切り替える常連客も多い一品です。
真味噌ラーメン 1,200円
香ばしい味噌の香りが食欲をそそる「味噌ラーメン」。甘めの味噌とスープのコクが深く、山形の寒い季節にもぴったり。野菜の旨味が溶け込んだスープが体の芯から温まります。
冷やしワンタンメン 1,150円
つるりとした食感のワンタンがたっぷり入った「ワンタンメン」は、軽やかなスープと相性抜群。具材のバランスも良く、あっさり系が好きな人におすすめのメニューです。
冷やし薬膳ラーメン 1,200円
醤油が生薬で、中華そばの具の他に、ワカメ、そして上全体に白木耳と枸杞の実が乗っている、健康を考えたらーめんです。
冷やしラーメンの歴史
栄屋本店は、昭和初期創業の老舗で、長年にわたり地元に愛されてきました。看板メニューの冷やしらーめんは、初代の店主がお客様から「そばの冷たいのあるのに中華そばの冷たいのは作れないか」とリクエストがあった事がきっかけで作られました。
それから試行錯誤を重ね、昭和27年に初めてメニューとして売り出されました。以来、口コミなどで徐々に広がっていき、現在では全国のラーメンファンにその名が知られる存在となりました。
初代の味を守りながら、スープや麺の改良を続け、伝統と革新が共存する店として進化しています。地元客から観光客まで幅広く支持される理由は、その真摯な味づくりにあります。
店舗情報
・住所:山形県山形市本町2-3-21
・アクセス:JR山形駅から徒歩約15分、山形市役所近く
・営業時間:11:30~19:30(スープがなくなり次第終了)
・定休日:水曜日(不定休あり)
・会計の仕方:現金・PayPay対応
・電話番号:023-622-7626
まとめ
栄屋本店は、「冷やしらーめん」発祥の店として山形の食文化を支える名店です。
冷たくても旨味が際立つスープと、伝統を受け継ぐ職人の技が魅力。
山形を訪れる際は、必ず立ち寄りたい一軒です。


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