群馬県渋川市・伊香保温泉近くにある「元祖 水沢うどん 麺彩房 田丸屋」。
創業はなんと天正10年(1582年)。戦国時代から続く老舗のうどん屋さんです。
1582年といえば日本では織田信長が明智光秀に討たれた「本能寺の変」があった年です。
織田信長さんが生きていれば田丸屋さんにも来ていたかも??
水沢うどんの紹介
日本三大うどんは、香川県の讃岐うどん、秋田県の稲庭うどん、そして群馬県の水沢うどんと言われています。
今回紹介する「水沢うどん」の特徴は、コシが強く艶のあるのが特徴です。
材料は小麦粉、塩、水沢の水のみで作られ透明感のあるつややかな白い麺で、ツルツルとしたのど越しを楽しめます。
400年の歴史が育む「田丸屋」“こだわり”の味
1. 麺づくりのこだわり
田丸屋さんのうどんは、水沢の名水と天然塩を使って仕込み、多加水・長時間熟成でじっくりと仕上げられています。
- 十割うどん:国産小麦粉のみを使用し、透明感ある白いうどん。
- 古伝 喜利麦:石臼で自家製粉した全粒粉を使用。小麦本来の香りと甘みが際立つ特別な一品。
麺はコシが強すぎず、もちっとした食感と喉越しの良さが特徴。讃岐うどんや稲庭うどんとはまた違う、水沢うどんならではの味わいです。
2. 出汁へのこだわり
田丸屋のつゆは、利尻昆布・羅臼昆布・真昆布を季節に応じて使い分け、さらに熟成させた鰹節や鮪節をブレンドして作られます。
- 雑味がなく、澄んだ味わい
- うどん本来の旨みを引き立てる繊細な出汁
- 胡麻つゆと醤油つゆ、2種類を楽しめる「二色つゆ」が定番
シンプルだからこそ誤魔化しがきかない、丁寧な仕込みの出汁は、田丸屋の味を支える大黒柱です。
3. 食べ方へのこだわり
田丸屋では、うどんの食べ方にも工夫があります。
- 二色つゆで食べ比べ(醤油・胡麻)
- 古伝 喜利麦は塩とオリーブオイルで素材の味をストレートに楽しむスタイルも人気
素材の持つ美味しさを最大限に引き出すため、余計な味付けをしないのも田丸屋のこだわりのひとつです。
4. 店づくりのこだわり
- 座席は200席と大規模ながら、純和風の落ち着いた雰囲気。
- 4つの個室(要予約・有料)もあり、接待や特別な会食にも対応。
- 広い待合スペースや駐車場も完備し、観光客でも安心。
「ただ食べる場所」ではなく、歴史ある食文化を体験できる空間づくりがなされています。
人気のメニュー
ほてい様福膳(二色つゆ)
田丸屋の定番にして王道。うどんに加えて、天ぷらや小鉢がセットになった豪華な御膳です。
- うどんは「醤油つゆ」と「胡麻つゆ」の二色仕立て
- 彩り豊かな天ぷらと一緒に楽しめる贅沢感
- 観光客にも大人気のフルコース的な一品
古伝 喜利麦(こでん きりむぎ)
石臼で挽いた全粒粉を使い、自家製粉で仕上げた特別なうどん。
- 小麦本来の香りと甘みをしっかり味わえる
- もっちり感と香ばしさが特徴
- 塩とオリーブオイルでシンプルにいただく食べ方が通の楽しみ方
十割うどん(二色つゆ)
国産小麦粉のみを使った、田丸屋の基本となるうどん。
- 白く美しい麺は喉越し抜群
- 伝統の「二色つゆ」で食べ比べ
- 初めて田丸屋を訪れるならまずはこれ!
天ぷら盛り合わせ
揚げたての野菜や海老天ぷらが楽しめる一皿。
- サクサクの衣と胡麻つゆの相性が抜群
- うどんだけでは物足りない人におすすめ
季節限定メニュー
夏は冷やし、冬は温かいうどんなど、季節ごとに登場する限定メニュー。
- 水沢の四季を感じられる特別な一杯
- リピーターに人気の隠れた楽しみ
店舗情報
- 住所:群馬県渋川市伊香保町水沢206-1
- 営業時間:9:00〜15:00(売り切れ次第終了)
- 定休日:水曜日
- アクセス:渋川・伊香保ICから車で約20分
まとめ
田丸屋の魅力は、シンプルながらも奥深い「水沢うどん」の世界を存分に味わえること。
初めてなら「ほてい様福膳」、うどん好きなら「古伝 喜利麦」、シンプル派は「十割うどん」と、好みに合わせて選べます。
伝統の味を守り続ける老舗で、食文化としての深みも楽しんでみてはいかがでしょうか。
出演
吉村崇 3時のヒロイン アルコ&ピース 桜井日奈子 なすなかにし
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