京急本線・能見台駅から徒歩2分。住宅街の一角に佇む14席ほどの小さなお店「ガネーシュ」は、落ち着いた雰囲気で一人でも入りやすい空間です。1992年に横浜市泉区で開業し、2008年に金沢区へ移転。30年以上にわたって“現地そのままの南インド料理”を追求してきた老舗です。
日本ではまだ珍しい、本格南インドカレーの料理店
ナンではなく、ご飯でカレーを食べるのが南インド流スタイルのお店は日本ではまだ珍しいです。
その理由は、ナンを主食とする北インド料理が先に広く受け入れられたためと考えられています。
比較的濃厚で日本人の味覚に合いやすいバターチキンカレーや、ナンを主食とする北インド料理は日本人の好みにぴったりでした。
バスマティライス(長粒米)を主役にした南インド流は豆やココナッツ、酸味のあるスパイスを巧みに使い分け、重くないのに深みのある味わいが魅力ですが、まだ日本人には浸透していなく本格的なお店が少ないのが現状です。
人気メニュー
ミールス ランチ(1,650円)
「ミールス」とは南インドの定食のこと。
一皿の中にインドの六味(甘、辛、酸、塩、苦、渋)と、チキンカレーを中心にバランスを考えたワンプレートです。まさに「現地そのままの味」。
チキンカレー 1,150円
南インドらしくシャープで爽やかなスパイス感。油っぽさがなく、軽やかに食べ進められる定番の一品。
鶏肉は岩手県十文字チキンカンパニーの「菜彩鶏」を使用しています。
レモンライス 600円
レモンの酸味とスパイスが絶妙に調和した、さっぱりとしたご飯メニュー。カレーと合わせても、そのままでも楽しめます。
秋冬限定カレー オイスターマサラ(ディナー限定)
季節ごとに登場する限定メニューも人気。冬には「牡蠣のカリー」など、旬の素材を使ったカレーが登場することもあります。
スパイスと素材へのこだわり
ガネーシュでは、塩・砂糖・鶏肉などの基本食材から吟味。体に優しく、現地の味を忠実に再現しつつ、日本の気候や素材に合わせた味づくりを行っています。辛さも無理なく楽しめるレベルで、スパイス初心者にもおすすめです。
テイクアウト・通販も充実
チキンカレー弁当 1.200円
お店では冷凍カレーの販売やオンライン通販も展開。遠方の方でも自宅でガネーシュの味を楽しめます。テイクアウトは電話注文がスムーズです。
店舗情報
- 住所:神奈川県横浜市金沢区能見台通8-5
- アクセス:京急本線「能見台駅」徒歩2分
- 営業時間:
- ランチ 11:00~14:30(L.O.14:00)
- ディナー 17:00~21:00(L.O.20:00)
- 定休日:水曜(祝日の場合は営業、翌日休み)
- 座席:約14席・全席禁煙
- 公式サイト:https://ganesh.gr.jp
まとめ
南インド料理 ガネーシュは、「ナンではなくライスで食べるカレー」を体験できる貴重なお店。スパイスの奥深さを知りたい方、軽やかで香り豊かなインド料理を楽しみたい方にぴったりです。能見台駅すぐの隠れ家で、現地の風を感じる南インドの味をぜひ。



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