nacol(ナコル)の最大の特徴は、生ハム(プロシュット)を料理の主役として据えたイタリアンであること。
イタリアで修行を積んだシェフが、伝統的な技法に独自の感性を加え、シンプルながら印象に残る料理を提供しています。
店名の「nacol(ナコル)」は、
- サルメリア(生ハム文化)
- コラボレーション(食材・技法・発想の融合)
この2つの要素を掛け合わせた造語で、店の哲学を象徴しています。
人気がありすぎて現在予約は1年待ちと言われており、なかなかお店に行けないようです。
予約は「OMAKASE」というサイト推奨とのこと。(https://omakase.in/ja/r/ur658194)
コース中心の料理構成
nacol(ナコル)では季節のおまかせコース(14,000円)が基本スタイル。
前菜からパスタ、メイン、デザートまで一貫した流れで楽しめます。
人気のメニュー
生ハム3種盛り
グアンチャレ(頬肉)
イベリコ・ベジョータ48ヶ月
イベリコ・ベジョータ60ヶ月
追熟した無花果とリコッタチーズ添え。
ふわふわ食べ比べ
ジャンボン•バイヨンヌ21ヶ月熟成
ナチュラルな穀物飼料のみで育てられた豚肉のみを、100以上の規定に基づいて生産されている生ハム。
12kgのめちゃくちゃ大きいもも肉を仕入れたので脂のノリも最高。溶ける口溶け。
ジャンボン•アルデュード14ヶ月熟成
フランス南西部バスク固有の白豚を1年以上丁寧に飼育し14ヶ月以上の熟成。ピメントバスク(唐辛子)やコショウ、ニンニクなどを擦り込み、少しだけスパイシーな口当たり。脂のサシも良く、ふわふわとしっとりが合わさった生ハムです。
東京ビーフ カタサンカク
多摩の八王子で育てられた年間70頭ととても希少な黒毛和牛の前脚のカタサンカク。
キメが細かく艶があり綺麗にサシが入った肉質で、脂の融点が低いので口に入れた瞬間に溶け、良質な脂の甘味と濃厚な肉の旨味を味わうことができます。
生タリアテッレ アマトリチャーナ
トマトソースベースの生タリアテッレ。グアンチャーレ(豚ほぼ肉生ハム)、飴色玉ねぎ、ペコリーノロマーノ(羊のミルクのチーズ)が美しくかかっています。
ワインとの相性も抜群
料理に合わせて楽しめるのが、イタリアワインやナチュラルワイン。
グラスでも楽しめるため、料理とのペアリングを気軽に体験できるのも魅力です。
ワイン好きの来店客が多いのも、この店の特徴のひとつです。
シレ 2022 ファットリア モンド アンティコ
シャルドネ100%の希少オレンジワイン。柑橘系の香りがありながらアロマティックなうっとりする香り
凝縮した旨味があり、心地よいタンニン渋みを感じます。料理との相性の幅も広く、常温で少し温度を上げることでお肉料理にも合います。
希少なワインも飲めるかも
ベリチオ•デル•シルカ(右のワイン)
自然の四大要素の中の『風』を象徴しているワイン。
レモンやグレープフルーツなどの爽快な香りと、少しだけ優しいフルーティな感じ。
ほんの少しの苦味が合わせる料理の幅が広がって楽しい白ワイン。
マヌエル・プルチーニ マロカ(左のワイン)
自然の四大要素の中の『水』を象徴しているワイン。
白桃や白い花系のアロマ感、とても柔らかい印象で口中も非常にまろやか。
ミネラル感豊富で、序盤にいきたいワイン。ほんの少しのバターの風味。
店内の雰囲気と利用シーン
店内はカウンター中心の小さな空間。
落ち着いた照明とミニマルな内装で、料理と向き合える静かな時間が流れます。
おすすめの利用シーンは
- 記念日や特別な日のディナー
- 大人のデート
- 食にこだわる友人との食事
席数が少ないため、事前予約は必須です。
店舗情報
店名:nacol(ナコル)
住所:東京都台東区浅草3-28-9 サイドプレイス 1F
ジャンル:イタリアン
スタイル:コース料理中心
定休日:月曜日(祝日の場合は変更あり)
予約:必須(オンライン予約が主流)
※営業時間や最新情報は来店前に公式SNSや予約サイトでの確認がおすすめです。
まとめ|浅草で“本気のイタリアン”を味わうならnacol
nacolは、
- 生ハムを主役にした独自性
- コースで完成される料理の流れ
- 静かに美食を楽しめる空間
これらを求める人にぴったりの一軒です。
観光地・浅草のイメージを良い意味で裏切る、大人のためのイタリアンとして、グルメブログでも自信を持って紹介できるお店です。



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