TVで話題になったグルメを紹介

グルメ番組で紹介されたお店を深掘り!
看板メニューや、放送されなかった人気メニューを紹介します。

【ナゼそこ?】奈良「ラーメン河」ミシュラン掲載の秘境ラーメン店

奈良県吉野郡吉野町。山と川に囲まれた静かな場所に、全国からラーメンファンが集まる一軒があります。その名も「ラーメン河(かわ)」。
営業は昼のわずかな時間のみ、しかも売り切れ次第終了という希少性もあり、“知る人ぞ知る秘境ラーメン”として知られています。

店主の長田さんは元々寿司職人でしたが、50歳の時に犬好きの奥様が「広い土地で犬を飼いたい」との希望で自然豊かな奈良県に移住しました。その後「いつかラーメン屋をやりたい」との思いで独学で勉強しお店をオープン。現在は85歳になりますが元気にこだわりのラーメンを作っています

ミシュランにも掲載された「塩ラーメン」 1,000円

看板となるのは、ミシュラン奈良2017年特別版に「おすすめの店」として掲載された「塩ラーメン」

シンプルながら奥深い味わいで、鶏の旨みを活かした澄んだスープは、やさしくも芯のある味わいで、自然の中で食べることでより一層おいしく感じられます。チャーシューは宮崎産のブランド豚を使用し、余計な味付けはせず素材の旨みを活かします。余計な装飾を省いた一杯だからこそ、素材と丁寧な仕事が際立ちます。

意外な名物「まぐろ丼」

ラーメンと並んで人気なのがまぐろ丼
実は店主は元寿司職人という経歴を持ち、その経験がこの一品に存分に活かされています。新鮮なまぐろと酢飯のバランスが良く、ラーメンとセットで注文する人も多い名物メニューです。まぐろ丼だけの単品注文はできないようです。

ラーメンとまぐろ丼のセット 2,000円

営業時間は短く、数量限定

ラーメン河の特徴のひとつが営業スタイルの限定性。
昼のみの営業で、提供数も限られており、早い日は開店から間もなく完売してしまうこともあります。そのため、訪問する際は早めの到着が必須です。

店主の人柄とストーリー

高齢の店主が一人で切り盛りし、早朝から仕込みを行い、一杯一杯丁寧に提供する姿も、この店が愛される理由のひとつ。効率よりも味と誠実さを大切にする姿勢が、ラーメン河の味にそのまま表れています。

店の張り紙には、「お待たせしてごめんなさい」との張り紙が。待っている間は店主のおっしゃる通り吉野の豊かな自然を楽しみながら心安らかな気分でゆっくり過ごす事としましょう!

店舗情報

  • 営業時間は昼の数時間のみ(例:11:30〜14:00頃、または10:00〜12:00頃)。売り切れ次第で終了します。
  • 定休日は水曜・木曜などが中心。
  • 提供数は1日あたり限定約50〜100食程度とされ、人気のため早い時間に売り切れることが多いです。
  • 奈良県吉野郡吉野町菜摘470

まとめ

ラーメン河は、

  • 奈良・吉野の自然に囲まれたロケーション
  • 昼のみ・数量限定の希少な営業スタイル
  • シンプルで完成度の高い塩ラーメン
  • 元寿司職人ならではのまぐろ丼

といった魅力が詰まった一軒です。
ラーメン好きはもちろん、「わざわざ行く価値のある店」を探している人にこそ訪れてほしい、特別なラーメン店と言えるでしょう。

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